THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2023年10月の備忘録

11月になりましたね。
最近、朝晩は寒いのに日中は夏日とか。
ジジイなので気温の寒暖差に体がついていけません。


では、2023年10月のメモです。
気になった音源は以下の通りです。


1.KNOWER:「Knower Forever」2023.10 release

奇想天外なエレクトロニック・ポップ・デュオ「KNOWER」のニューアルバムが届きました。
確かに音だけ聴けばルイス・コール・ワールドなのだが、そこにジェネヴィーヴの歌声が加わると紛れも無い「KNOWER」のカラーになる。ルイス・コールとジェネヴィーヴ・アルターディ、2人の化学反応がこのバンドの全てだね。サム・ウィルクス、ジェイコブ・マン、サム・ゲンデルといったお馴染みの面子も加わり、ジャズをベースにありとあらゆるポピュラー音楽のエッセンスが詰まった聴いて楽しいポップアルバム。


I'm The President - KNOWER


Do Hot Girls Like Chords? - KNOWER





2.Sam Wilkes:「DRIVING」2023.10 release

で、ルイス・コールの仕事に欠かせないベーシスト「サム・ウィルクス」のニューアルバムが出ました。
こちらも毎度お馴染みのエクスペリメンタルなジャズと思いきや、なんとオルタナティブでインディーなフォーク・ロック。完全に斜め上を行く男! もう、本当に愛おしいw
ちなみにこの人は、私が選ぶ「顔でベースを弾く男」 No.1です。


Driving - Sam Wilkes





3.9m88:「SENT」2023.10 release

台湾のネオソウルなシンガー、「9m88」ことジョウエムバーバーのニューアルバム。
ジャズ~R&B~ファンク~ロックとバラエティに富んだ内容で、彼女の歌声に酔いしれて下さい。


9m88 -〈足久無見 Tsiok Kú Bô Kìnn〉Official Music Video





4.Orions Belte:「Women」2023.10 release

このブログでも度々登場するノルウェーオルタナティブインストバンド「Orions Belte」。
この人達は情報が少なくて素性が良く分からないのですが、新作が出る度に聴いています。
60年代風なエレキサウンドがKhruangbinを髣髴させますが、あちらが何処か如何わしい怪しさを醸し出しているのに対し、こちらは朴訥とした温かみのある「イナタい」サウンドで、どちらかと言うとこっちの方が好みです。


Orions Belte - «Night Sky» (Official music video)





5.San Holo:「EXISTENTIAL DANCE MUSIC」2023.9 release

この「San Holo」は以前もここで取り上げましたが、素性が良く分からない人ですね。「ハン・ソロを捩った」という所までは突き止めましたがw オランダのDJ/プロデューサー「Sander van Dijck」がその正体。
今作は最新のEDMの音を借りながら、何処かメランコリックな雰囲気が漂います。『私は誰なのか?』という実存的な問いかけから生まれたトラックらしいです。タイトル通りのEDMですね。


San Holo - EXISTENTIAL DANCE MUSIC (Full Album)





6.ROTH BART BARON:「8」2023.10 release

ROTH BART BARONの8枚目のアルバム「8」。
ROTH BART BARONは、言わば「極彩 | IGL(S)」新規なファンです。三船雅也氏の歌声と歌詞の世界観のファンです。
今年初めてライブ(森ゆれる2023)を観て、ますます好きになりました。ありがとう!


ROTH BART BARON “8” ジュブナイル ~8人の少年少女の夢〜【Full Version】


ROTH BART BARON - BLOW feat. Safeplanet (Official Video)





7.藤井 風:「花(Single)」2023.10 release

藤井 風によるドラマ主題歌です。ここ最近の彼の楽曲の中では一番好きですね。イントロのフレーズも含めて分かりやすく覚えやすいメロディーがとても良いし、なにより力の抜けた彼の歌い方も好い。


Hana





8.石川 紅奈:「Kurena」2023.3 release

以前から色んなところでお勧めされていたジャズベーシストでシンガーの石川紅奈さんを初めて聴きました。
ソロやsoraya (石川紅奈 & 壷阪健登)での活動も含めて、印象は一言「素敵」です。その特徴のある柔らかい歌声とベースの音色が絶妙に合うんですよね。(エスペランサ・スポルディングを初めて見た時も、同じことを言っていたなw)
女性ベーシスト大好きマンな私に、気になるアーティストがまた一人出てきました。推します!


石川紅奈 KURENA ISHIKAWA ♪Off The Wall






ライブ観覧

フィロソフィーのダンス 『Greatest 5 Party 2023 : 新潟LOTS』2023/10/1/(日)

新体制フィロのスの初全国ツアーが私の地元に来たので、行ってきました。
まだまだツアーは続いているので、ネタバレにならない程度でメモしておきます。
・オープニングは想定もしていない曲だったので、びっくり。
(ふつうはラストでやるよな、と言う曲。セットリストは場所によって変わると思うけど)
・ベストフォー時代の曲、特にインディーズ期の楽曲も新たな歌割や構成で新鮮な驚き。懐かしい曲もやってくれた!
・歌だけでなくダンスでも各メンバーの見せ場があって、エンタメとして完成されていた。「フィロのスってダンスボーカルグループだったんだよな」と再認識。(演出は本間律子さんかな?)
・カラオケのライブだけど、ライブ向けに構成だけでなく音もしっかりとエディットされていて、オケも気合いの入り方が違った。これからはオケのライブもバンドセットのライブも両方楽しみたい。
・新メンバー2人も回を追うごとに馴染んで来ているし、姉さんズの3人も歌にダンスにさらに成長しているのが凄い。加茂さんが「今観るべきエンタメ」と言うのもわかる。ホント、皆観た方が良いよ!
・推しが狂おしいほど可愛い(ハルちゃん大好き!)



『森ゆれる 2023 (Day1): ゆうぎオートキャンプ場(柏崎市)』2023/10/28(土)

「パジャマで海なんかいかない」「TAMTAM」「SPECIAL OTHERS」「ROTH BART BARON」
以前から好きで聴いていたアーティスト達が、同じ日の同じステージで演奏する、それも車で1時間位の近場で。と言ったら、行かない選択肢は無い。
と言うことで、柏崎市(旧西山町)で初めて開催された野外ライブイベント「森ゆれる」に行って来ました。
私が行ったのは初日の1日だけでしたが、オートキャンプ場で開催されたこのイベント、ステージの大きさや会場の規模、出演者やタイムスケジュールが「ちょうどイイ感じ」で、とても良いイベントでした。是非来年も続けてほしいです。
以下、簡単な感想を。

・パジャマで海なんかいかない
 激ハマりしているネオ・ソウルバンド。土砂降りの雨の中での観覧となりましたが、別所さんのキーボードにFiJAとChloeツインボーカルが絶妙に絡み、ドラム(名坂誠哉)とベース(まきやまはる菜)が繰り出す心地良いグルーヴに酔いしれましたわ。特に名坂さんのドラムとまきやまさんのベースが大好きなので、聴き入りました。でも、寒空の下のパジャマ姿は寒そうでしたねw

・TAMTAM
 このバンドを知るきっかけは、ボーカル「Kuro」のソロ活動だったと思いますが、R&Bをダブで聴かせるバンドTAMTAM。野外でマッタリと過ごすには最高の音でした。ベースの石垣陽菜さん、良いですね。(女性ベーシスト大好きマンなので。推しのハルナが2人になったねw)

SPECIAL OTHERS
 日本を代表するベテランのインストバンド。以前は良く聴いていたのですが、ここのところ御無沙汰でした。息の合ったアンサンブルで安定の演奏。『彼等独特のヨナヌキメロディーは今様祭囃子だよな』と、初めて聴いた当時から思っていたのですが、野外フェスと言う祝祭空間において存在感抜群なサウンドは正に祭囃子でした。

・ROTH BART BARON
 もう、何も言う事はありません。雲間から差し込む月明かりが、ROTH BART BARONが創り出す音の世界を照らすという至福の一時を過ごすことが出来て、私は幸せです。


実際にライブを観たのは以上ですが、後日、ライブ配信アーカイブでその他の出演アーティストもチェックしました。
迂闊でした。地元新潟にも素敵なアーティストが沢山居るんですね。現場で観ておくんだった(後悔)。
Sahnya、GOOFY KINGLETS、SWAMP GYPSY CARAVAN、GOOD TRIP EXPRESS、fornowなど、これからもっと観たいです。