2024年1月の備忘録 - THE SOUND OF SECRET MINDS

もう2月ですか。1月もあっという間でした。
色々と辛い出来事が続いた年明けになりましたが、この先は穏やかな日々が続いてほしいものですね、

では、2024年1月のメモです。
周回遅れもありつつの、気になった音源です。

１．Otis McDonald：「SMILES」2023.12 release

音源リリースのペースが生き急いでいるのかってくらいに速いジョー・バガレのソロプロジェクト「Otis Mcdonald」。相変わらず情報が少なすぎてこのアルバムが最新音源なのかどうかも含めて不明だが、イナタいローファイなグルーヴで心地良い。部屋でぬくぬくしながら昼酒したくなるよね。

Otis McDonald «» I Am

２．TOMOO：「TWO MOON」2023.9 release

毎年、年明けに放送される関ジャム完全燃SHOWの「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」を楽しみにしているのだが、いしわたり淳治氏と蔦谷好位置氏がそれぞれ1位と2位に選出した『TOMOO』が初聴きながら「おおっ！」と持っていかれてしまったので、昨年リリースされた1stアルバムを聴いてみました。
「懐かしい甘酸っぱさと今の私」がテーマなのかと勝手に解釈。サウンドはお馴染みCRCK/LCKSの小西遼氏が手がけていたりとツボを押さえたイイ感じに刺さるポップスに仕上がっています。

TOMOO - Super Ball【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

TOMOO - Grapefruit Moon【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

３．離婚伝説：「愛が一層メロウ（EP)」2023.1 release

昨年から何かとSpotifyにお勧めされていて、名前も気になり「スパンコールの女」をブックマークしていた離婚伝説ですが、年が明けてSpotifyの『Early Noise2024』のプレイリストが公開されて何気に聴いていたら彼らの楽曲が選曲されていて、『お！離婚伝説きたね！』となりました。さらに関ジャム「プロが選ぶ年間マイベスト10曲」で川谷絵音氏が「愛が一層メロウ」を選出していて、『お！離婚伝説やったね！』となり、2024年のブレイクを期待せずにはいられません。シックでメロウでファンキー。色気のあるサウンドが好いです。私の推しベーシストの山本連氏も幾つかの楽曲のレコーディングに参加しているので、何時かは出るであろう1stアルバムを今から楽しみにしています。
ちなみにバンド名の「離婚伝説」はマーヴィン・ゲイのこのアルバムの邦題から拝借との事。

離婚伝説 – スパンコールの女 (Official Music Video)

離婚伝説 – 愛が一層メロウ (Official Music Video)

４．CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN：「tradition」2023.7 release

で、離婚伝説に引き続き、Spotifyの『Early Noise2024』のプレイリストを聴いていたら、『何だこれは！！！！』と釘付けになったのが「CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN（チョコパコチョコキンキン）」でした。もう、気になって気になって色々調べまくりました。
（以下の記事が色々と詳しい)
big-up.style
realsound.jp

で、ベースのYuta氏が細野晴臣氏のお孫さんという所までリサーチ出来た。キューバ音楽の特徴あるリズムパターンの呼び名をそのままバンド名にするなど、中南米音楽好きなメンバーが揃ったせいかどうかは分からないが、かつての細野さんのトロピカル3部作の曲調を彷彿とさせる世界観も、還暦を過ぎた私ら世代の琴線に触れるのね。
ついでに、前述の関ジャム「マイベスト10曲」では川谷絵音氏がCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの「tradition」を選出していました。この子達も2024年のブレイクを期待したいですね。

空とぶ東京

CHO CO PA - ワタツミ

５．TAMTAM：「Ramble In The Rainbow（EP)」2023.12 release

さて、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINのYuta氏が早稲田大学の中南米研究会出身と言うことで、その先輩方「TAMTAM」です。最新音源集がリリースされていました。昨年、柏崎市で開催された野外フェス『森ゆれる 2023』でも演奏されていた楽曲も含まれており、心地好い音の体験が蘇りました。

TAMTAM - 虹の彷徨 Ramble In The Rainbow (Official Visualizer)

６．ペンギンラッシュ：「真善美」2024.1 release

ペンギンラッシュの約3年ぶりとなる4thアルバムです。ペンギンラッシュは久しぶりに聴きましたが、リズム隊とピアノというシンプルな構成でありながらも繊細な音像は以前と変わっておらず、そこが好きです。

ペンギンラッシュ - limit (Official Music Video)

７．yonige：「Empire」2024.1 release

yonigeの3年8カ月ぶりのフルアルバム。
yonigeは、やるせなさが楽曲から湧き出して零れ落ちている感じが好き。明るい曲調であっても綺麗に晴れ渡っていない感じが好き。どこかぶっきらぼうで、ありていに言えばツンデレな感じが好き。
このアルバム、通して聴くと良いです。なお、フィジカルな盤の全国流通は無く、ライブ会場での手売りか通販のみとの事です。

愛しあって

DRIVE

８．Kinga Głyk：「Real Life」2024.1 release

ポーランド出身のジャズ・ベーシストにしてソングライター「Kinga Glyk (キンガ・グゥイク)」のニューアルバムがリリースされました。前作から地続きな感じのポップなフュージョンサウンドですね。
これはこれで素敵ですが、かつてやっていたような（Donna Lee - Kinga Głyk Trio）もっとジャズ寄りなサウンドも聴いてみたい。

Kinga Głyk - Fast Life (Official Video)

Swimming in the Sky

９．フィロソフィーのダンス：「永遠オーバーヒート（Single）」2024.1 release

さて、3月に発売される新体制での初アルバムに向けて怒涛のプロモーションを展開中のフィロソフィーのダンスですが、昨年末にフジテレビで放送された「明日フェス」での企画で誕生した楽曲が、アルバムリリースに先駆けて配信されました。メンバー全員による作詞の他、奥津さんがAメロのギターで演奏家として参加しているのもポイント。ノリが良くキャッチーな王道アイドルファンクですが、作曲に星部ショウ氏、編曲に炭竃智弘氏とハロー!プロジェクトと関係の深い2人が参加しているので納得の仕上がり。

フィロソフィーのダンス「永遠オーバーヒート」Lyric Video

■ライブ観覧　Halu Hinata Birthday Live 2024　2024.01.20 Billboard Live YOKOHAMA

私の最推し「日向ハル」さんのバースデーライブ（生誕祭）に行って来ました。日向さんの生誕祭は2020年と2023年に次いで今回が3回目の実参加となりました。会場は昨年と同様にBillboard Live YOKOHAMAでしたが、ラグジュアリーな空間で食事とお酒を楽しみながら日向さんのライブを観覧するという至福の時間を過ごすことが出来ました。（それも1部2部両方で！）
今回のバンドはギターにKB氏、ピアノにeji氏というミニマルなアコースティックセット。なので、日向さんの歌声が存分に味わえる構成でした。
セットリストは以下の通りですが、お母さんがファンで良く聴いていたという中森明菜の「飾りじゃないのよ涙は」から始まって、久しぶりな感じの「ニュー・アタラクシア」、そして『モアナと伝説の海』と『リメンバーミー』のディズニーミュージカル曲、最愛の御祖父様を亡くした喪失感に寄り添ってくれたという東京事変『落日』と、日向さんの思いが詰まった選曲。
そして学生時代の旧友というゲストのPenthouseの大島真帆さんを招き入れて、「サンバーント・ロマンス」とPenthouseの「... 恋に落ちたら」をデュエットで。これがダンスパートもあってのなかなか見ごたえ聴き応えのある内容でした。
後半は、オールスター合唱バトルでの歌唱が納得がいかなかったという日向さんによる一人リベンジなDREAMS COME TRUEの「未来予想図Ⅱ」から始まり、まさかのJourney「Don't Stop Believin'」(これはミュージカル『Glee』のバージョン)で日向さんの歌声とアメリカン・ハードロックの親和性を感じて熱くなった後は、佐藤まりあさんのリクエストという玉置浩二の「田園」で小父さん達はエールを貰い、お馴染みの「ダンス・オア・ダンス」では会場のお客さん全員で日向さんの自己肯定感を爆上げするコールアンドレスポンスで盛り上げて本編を終了し、アンコールでは日向さんの歌声を最高に堪能できる「作り笑いをさせないで」で幕を閉じました。本当に素晴らしくて楽しいバースデーライブでした。日向さんの誕生日を祝う会で、私たち観客が日向さんから沢山の愛を受け取った、そんな時間でした。