THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2020年9月の備忘録

いやだあ。今年も上半期が終わった。これから仮決算だよ、、。

9月のメモです。



1.パソコン音楽クラブ:「Ambience」2020.08 release

なんか、昔懐かしい、90年代のテクノを彷彿させる音ですね。
パソコン音楽クラブは、リリースの度に新たな一面を見せてくれるので、楽しみにしています。


Pasocom Music Club - Mini Album "Ambience" Trailer





2.CHERRYBOY FUNCTION:「suggested function EP#5」2020.09 release

CHERRYBOY FUNCTIONの2年振りになる新作。久しぶりに聴きましたが、健在ぶりが伺える作品です。
さらに、あの名曲『The Endless Lovers』のパソコン音楽クラブによるリミックスも収録。


CHERRYBOY FUNCTION / Sour Deeds





3.The Japanese House:「Chewing Cotton Wool(EP)」2020.08 release

ロンドンを拠点に活動する女性シンガーソングライターのアンバー・べインによるプロジェクト「The Japanese House」の新作。
ジャケットのイメージ通りのモノクロームな音の質感だけど、ほっこりとした曲調のインディポップ。


The Japanese House, Justin Vernon - Dionne





4.Quiver:「Quiver」2020.07 release

Spotifyにお奨めされた「Quiver」ですが、素性が良く分かりません。なにやら、ローマを拠点に活動するオルタナティヴ・ネオ・ソウルバンドとの事。とてもセンス良くまとめられた、ポップで軽快な音。


Quiver - iPX (Could Somebody Help Me) Feat. Clem Lo





5.Cory Wong:「Trail Songs(Dusk)」2020.07 release、「Trail Songs(Dawn)」2020.08 release

トム・ミッシュと共に新世代ギターヒーローと称されるコリー・ウォンのアコースティックアルバム。
ストラトのカッティングだけではなく、アコースティックギターでも名手っぷりを発揮しています。


Blackbird


Bluebird (feat. Chris Thile)






6.ZOMBIE-CHANG:「TAKE ME AWAY FROM TOKYO」2020.08 release

Meirinによる音楽プロジェクト「ZOMBIE-CHANG(ゾンビーチャング)」。掴み所の無い不思議なサウンドなんだけど、なんか引っかかるモノがある。それが何かと問われてもうまく言えないが。
xiangyuと、なみちえと、Meirinの3人は、日本という狭い枠組みを超えて、アジアレベル、いや世界レベルで活躍してくれると思うの。何となく。
そう、何となく。


ZOMBIE-CHANG - SNOOZE





7.ペンギンラッシュ:「皆空色」2020.09 release

ペンギンラッシュのメジャーデビューとなる3枚目のアルバム。
前作を引き継ぐ音の世界だが、演奏はシンプルになって、より洗練された印象がある。
『望世』の存在感のあるボーカルと、それを際立たせる「透明感」というか、ある種の「間」のある音作りが良い。


ペンギンラッシュ - 本音(Live Video)




8.婦人倶楽部:「そいえば台湾(Single)」2020.09 release

サブスク解禁により活動が本格化してきた(?)感のある御婦人たち。最近新メンバーが加入したそうです。
そいえば最近佐渡に行ってないなあ。っても、仕事以外で行ったことないんだけどね。
佐渡汽船の両津ターミナルに、婦人倶楽部の大きなポスターが貼ってあって、一際目立つんだよね。
最新作は佐渡ではなく「台湾」が舞台ですが、ホンワカした雰囲気の中におしゃれでエレガントな味わいのある婦人倶楽部ならではの世界観が広がります。あと、メインボーカルの『婦人B』は佐渡野宮真貴だと思います、ええ。会ったことないですがw


そいえば台湾




9.Kaede:「秋の惑星、ハートはナイトブルー。」2020.09 release

Negicco唯一の独身になってしまいましたね。(ま、関係ないかw) 本体よりもソロ活動の方が忙しかったりする?
いやあ、しかし、まあ、何と麗しい。本当に素敵な女性になりましたね。
とにかく「ジュピター」を聴いてほしい。今の彼女にしか出せない世界が広がっていると思うの。何と言うか『年相応』な世界観。これが出来る事って、本当に素晴らしいことだから。


Kaede(Negicco)「ジュピター」 作詞・作曲・編曲 角谷博栄(ウワノソラ)




10.connie:「VOICES Ⅱ」2020.08 release

根っからのNegiccoヲタにして、本業はサラリーマンの座付き作家connie氏のソロ作品集第2弾。
connieワールド炸裂の軽やかで心地良いポップス。


connie「笑顔をつれて」feat.南波志帆 作詞・作曲・編曲 connie




11.上白石萌音:「note」2020.08 release

いやあ、これ本当に良く出来たアルバムですね。各作家陣それぞれが、自身の特徴を表しながらも、歌い手・上白石萌音がそれに応えて彼女の歌声で染めてしまうという。これって、作家冥利に尽きるのではないでしょうか?
「From The Seeds」はトラックは間違いなくGLIM SPANKYなのに、上白石萌音の歌声を聴くと彼女のために作られた曲であることを知らず知らずのうちに受け入れざるを得なくなるというね。もう、全てがそんな感じなのよ。


上白石萌音 - 「From The Seeds」(Full Ver.)




12:Perfume:「Time Warp」2020.09 release

私はPerfumeが大好きです。
リニアモーターガール」でその存在を知り、「ポリリズム」で沼にハマってもう10年以上。ファンクラブには立ち上げ前夜祭から参加し、音源のリリースは全て追いかけ、ライブツアーにも行き、彼女達の活躍を心から楽しみに過ごしています。
全員が30代となった今、その美しさにますます磨きが掛かり、女性アイドル随一のエレガントな佇まいは本当に素晴らしい。

しかし、ここ最近のリリース音源は、10代の頃を懐かしむような懐古趣味的なポップスばかりで、周年を祝うには良いかもしれませんが、「Challenger」「再生」「Time Warp」と、ここ一年でリリースされた新作全てがそんな感じで、正直言って全く期待外れです。
2018年にリリースされた「無限未来」は本当に素晴らしい楽曲でした。正にこれから30代を迎え、大人の女性として更に進化して行く彼女達の『無限の未来』を期待させるものでした。だからこそ、そんな彼女達にふさわしい、優雅で先進的な大人のポップスが聴きたいのです。
座付きの作家先生はどの様にお考えなのでしょう? 最早、楽曲で攻めるという気は無いのでしょうか。『今まで誰も聴いたことが無かった音を、アイドルポップいやJPOPのフィールドで奏でる。』という事に興味が無くなったのか、陣営が冒険させてくれないのか。まあ、知らんけど。


[Official Music Video] Perfume 「Time Warp




13.フィロソフィーのダンス:「ドント・ストップ・ザ・ダンス」2020.09 release

祝メジャーデビュー!
昨年暮れの新木場STUDIO COASTでメジャーデビューが発表されてから待ちに待った9月。ようやくメジャーデビュー作が届きました。
デビュー以降、長きにわたりフィロソフィーのダンスのコンセプトを支えていた作詞家・ヤマモトショウと作編曲家・宮野弦士の屋台骨二人が揃ってプロジェクトを抜けるという重大事件(!)を経てメジャーデビュー作「ドント・ストップ・ザ・ダンス」がリリースされたわけですが、ヒャダインが手掛けた歌詞も、mrmrと佐々木聡作による作編曲も、これまでの路線を大きく外れることのない内容で安心しました。
ただ、どうもバックトラックがベタなフレーズを多用しているのでモヤモヤとしていたのですが、収録曲を全曲通して聴くと、全て謎が解けました。つまり、これはメジャーの土俵で目立つための仕掛けだってことです。
カップリングの「なんで?」は従来路線をそのまま引き継ぐアシッド・ジャズテイストの楽曲で、音の質感もほぼ一緒なんですが、これが例えば有線で流れて来て、生活音に紛れて聴こえた時、果たして『目立つのか?』って事ですよ。メジャーで戦うには、音楽に耳を傾けていない一般の人達に、如何にして印象に残らせるかが勝負ですからね。その意味で今作は正しかったのだと思った次第。

さて、そんな「ドント・ストップ・ザ・ダンス」ですが、新進気鋭の若手フュージョンバンド『DEZOLVE』(あの山本恭司氏の御子息『山本真央樹』がドラムで参加)が編曲・演奏したバージョンも収録されており、こちらはアイドル楽曲をハードフュージョンに載せるというエポックメイキングな作品に仕上がっており、全世界・全方位に向けて発信したい音源です。秀逸!


フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」MV


フィロソフィーのダンス "ドント・ストップ・ザ・ダンス with DEZOLVE" Recording Behind The Scene