THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2020年10月の備忘録

今年の冬は寒くて、雪も多いらしいって、本当ですか?


10月のメモです。


1.jizue:「Seeds」2020.09 release

Spotifyにお奨めされた、京都を拠点に活動するポスト・ロック/インストゥルメンタル・バンド『jizue(ジズー)』。
あ、思い出した。フジロック出てましたね、スカパーの何かの番組で観ました、そうでした。
活動歴も10年と長く、りんご音楽祭の常連でもある様です。
ポストロックとジャズの間を、軽快かつ優雅に浮遊しながら往来する感覚が素敵です。


jizue「because」Official Music Video




2.Jacob Mann:「106」2020.08 release

何ともチップチューンな感じですが、これらのトラックは全て、名器と呼ばれるローランドのアナログシンセ『JUNO-106』で制作されているらしいです。ポップでファンキーでひねくれた摩訶不思議サウンド
そう言えば、ジェイコブ・マンって、ルイス・コールのバンドで鍵盤を弾いている人ですよね。やっぱ類は友を呼ぶ。変態だわ。


106 - One Minute Trailer




3.Wajatta:「Don’t Let Get You Down」2020.02 release

ジー・ワッツとジョン・テハダによるユニット『ワジャッタ』のアルバム。Brainfeederから。
軽快で心地良いテックハウス。ブレインフィーダーもアブストラクトだけではなく、こんな洒落たダンスミュージックもリリースしているんですね。


Wajatta - 'Don’t Let Get You Down' (Official Audio)



4.竹内アンナ:「at FOUR」2020.10 release

竹内アンナの4枚目のEP来ました!
可愛らしく品のある、育ちの良さが窺い知れるような、上質なポップス。


【Music Video】竹内アンナ Anna Takeuchi / Love Your Love



5.mei ehara:「Ampersands」2020.05 release

Spotifyにお奨めされたシンガーソングライター『mei ehara』のセカンドアルバム。
初聴きでしたが、大貫妙子を彷彿とさせる柔らかで透明感のある歌声が心地良い。
リラックスした穏やかなトラックも好い。


mei ehara / 群れになって【OFFICIAL MUSIC VIDEO】




6.the oto factory:「paraiso」2020.09 release

この『the oto factory』もSpotifyにお奨めされて初聴きでしたが、35年ほど前にタイムスリップした(?)ってくらいの80年代シティポップ。
ふざけるのもいい加減にしなさい(褒めてますw)
何から何まで、良く研究しているなあ。感心。


【視聴動画】the oto factory - ラストダンスは眠れぬパライゾ feat.一十三十一




7.蓮沼執太フルフィル:「フルフォニー | FULLPHONY」2020.08 release

セロトニンの分泌を促してくれるような、蓮沼執太の音の紡ぎ方が好きです。

Shuta Hasunuma Full Philharmonic Orchestra - windandwindows (Official Lyric Video)





8.tricot:「10」2020.10 release

活動10周年を迎えたtricotの、10曲入りのニューアルバム「10」。
これまでの集大成的アルバムだが、肩の力が抜けた感があって以前よりも聴きやすいかな。
中嶋イッキュウ、キダ モティフォ、ヒロミ・ヒロヒロの女子メンバー3名で歌い分けた「サマーナイトタウン」が好き。

tricot「悪戯」Music Video



9.Naz:「YUQCY(EP)」2020.10 release

英国留学から帰国したNazの1年ぶりのEP。
彼女の天性の歌声と繊細で丁寧な音の世界。
深いですね。


Naz-「Bluebell」 Music Video



10.Groove Armada:「Edge of the Horizon」2020.10 release

Groove Armadaの、スタジオアルバムとしては実に10年ぶりのアルバム。
ダンスミュージックとバンドサウンドを独自のセンスで融合させた、上質なポップミュージック。


Groove Armada - Edge Of The Horizon (feat. She Keeps Bees) (Official Audio)



11.James Blake:「Before(EP)」2020.10 release

どうした? James Blakeがハウスをやっとるし。
でも、その意外性もまた好し。
基本、ネオ・ソウルですよね、この人。


James Blake - Before (Official Quarantine Video)




12.Oscar Jerome:「Breathe Deep」2020.08 release

南ロンドンのジャズ・ギタリストにしてシンガー・ソングライター『オスカー・ジェローム』のデビューアルバム。
そのキャリアから「ネクスト・トム・ミッシュ」とも呼ばれているとの事だが、こちらの方がよりジャズ色が強いかな。
ジャズ系ギタリストの自己表現で言うと、トム・ミッシュやオスカー・ジェロームに限らず、米国西海岸のネイト・マーセローの様に、自身のバックボーンに拘らず色んなジャンルの音楽を吸収して自由に自分を表現するギタリストが、この先も登場してくると思う。


Oscar Jerome - Give Back What U Stole From Me (OFFICIAL VIDEO)




13.藤井風:「へでもねーよ」「青春病」2020.10 release

相変わらず秀逸なタイトルな藤井風の新作が2曲同時公開。
「へでもねーよ」は、かなりイキったトラックで、何かと戦う人の歌。曲の構成が佳い。
「青春病」は、爽やかなトラックで、土留め色の青春と格闘する人の歌。あれ、全て標準語?


Hedemo Ne-Yo


Seishun Sick



ところで、藤井風の初の武道館ライブ『Fujii Kaze “NAN-NAN SHOW 2020 ” HELP EVER HURT NEVER』を配信で観ました。
武道館の中央にステージを組み、前半はピアノの弾き語りでカヴァーを中心に、会場換気後の後半はバンド編成でアルバム曲を聴かせてくれました。立ち上がりは緊張した様子も見られましたが、会場が温まるにつれてリラックスした雰囲気に。
バンド編成の後半も演奏のクオリティもさることながら舞台演出も素晴らしく、完成度の高い『ショー』として十分楽しめる内容でした。これ、ブルーレイ出しますよね!
ライブ全編を視聴して感じたのは、『音楽の神様に愛された人って、本当に居るんだな』って事ですね。ピアノの演奏も歌唱も粗削りな部分もあるけど、まだまだ若い。これから先、どんなアーティストに成長していくのだろう。楽しみです。








雑記

今年は、私の好きな俳優・女優さんやアーティストが次々と亡くなり、とても辛いです。
ここでは敢えて名前は挙げませんが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
素敵な作品は私達の心に残ります、この先もずっと。

どうか安らかに。