THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2020年4月の備忘録 その1

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛中ですが、この連休中は天候に恵まれたので、自宅の庭仕事に明け暮れていました。
草むしりをして、ミニトマトとバジルの苗を植えて、芝生の手入れをして、矢車草の種を蒔いて、そんな感じです。


今月も周回遅れが多めです。何時になったら追いつけるのだろう。多分一生無理だな。



1.Thundercat:「It Is What It Is」2020.04 release

Eテレの朝の小学生向け番組にも登場した雷猫。
ライング・ロータスとの共同プロデュースによる2017年以来のアルバム。今作もスティーヴ・レイシーやチャイルディッシュ・ガンビーノ、楽曲のタイトルに名前が付けられたルイス・コールなどなど豪華なゲスト陣。
すっきりと痩せて、目元が随分と男前になったサンダーキャットのメロウなファンクは、前作以上に聴きやすくなった印象。


Thundercat – Black Qualls




2.Taylor McFerrin:「Love's Last Chance」2019.08 release

ボビー・マクファーリンを父に持つテイラー・マクファーリン。昨年話題になったTVアニメ「キャロル & チューズデイ」にも楽曲を提供していましたね。
このアルバムは昨年のリリースなのですが、Spotifyのライブラリに登録したままずっと温めていて(笑)、最近ようやく全曲通して聴きました。
80年代以降の様々な音楽のエッセンスを、心地よく揺れるのに程好いBPMに乗せています。


Taylor McFerrin - LOVE AND DISTANCE (Official Music Video)




3.Dominic J Marshall:「Nomad's Land」2020.03 release

Spotifyでおススメされた、The Cinematic Orchestraのメンバーとしても活躍する、スコットランド出身のピアニスト「ドミニク・J・マーシャル」の4作目のアルバム。
ダークな色合いで色付けされた、ジャズ・フュージョンとヒップホップとエレクトロニカ。でも緻密にデザインされた音世界。
本人歌唱のボーカルはお世辞にも上手いとは言えませんが(笑)、豊かな才能を感じさせる深いアルバムです。


Dominic J Marshall - DMT





4.類家心平:「RS5pb」2020.03 release

日本を代表するトランペッター「類家心平」のニュー・アルバム『RS5pb』。プログレッシブ・ジャズですね。
失礼ながら存じておりませんでしたが、源クラでは「さらしもの」でのトランペット演奏でお馴染みなのですね、すいません。
しかし、コレ、類家心平のアルバムというよりは、最早ジャズバンド「RS5pb」のアルバムと言った方が良いのかもしれませんが、ディストーション掛けまくった変態プレイのギターの人(田中“tak”拓也)も良いですね。


類家心平 RS5pb - Zero Zero / Nibiru (Official Music Video)




5.Yaeji「WHAT WE DREW(우리가 그려왔던)」2020.04 release

NY在住の韓国系プロデューサー/DJ「Yaeji(イェジ)」のアルバムです。この人もSpotifyにおすすめされて初聴きでしたが、迂闊でした。
もう、トラックの音の質感と彼女の歌声だけでやられた。本当に”萌えるほど”才能豊かな人だ。
Boiler Roomでの彼女のDJプレイ(https://youtu.be/4t649hEMbIA)も併せて観てほしい。


Yaeji - WHEN I GROW UP (Official Lyric Video)





6.Franc Moody:「Dream in Colour」2020.02 release

ロンドン発のNed FrancとJon Moodyによる2人組ダンスポップ・バンド、「Franc Moody(フランク・ムーディ)」のアルバム。
この人たちは検索すると、ジャミロクワイナイル・ロジャース&シックなどのリミックス・ワークが出てくるのですが、このアルバムのサウンドもそんな流れでファンキーなディスコ。気持ち良く上がります。


Franc Moody - Skin on Skin




7.Session Victim:「Needledrop」2020.03 release

ハンブルク発のHauke FreerとMatthias Reilingによる2人組のハウスバンド「Session Victim(セッション・ヴィクティム)」の4枚目のアルバム。
この人たちも初聴きで詳細はよく分かっていないのですが、もともとはハウスをメインでやっているようですが、今作はチルなトリップ・ホップテイストで、心地良い音空間を提供してくれています。


Session Victim - The Pain (Official Music Video)




8.iri:「Sparkle」2020.03 release

iriの4枚目のアルバムです。
歌の上手いシンガーは大勢いますが、声質の良さは歌の説得力が増しますね。
この人の声も重心が低く低温域の厚みに特徴があって耳に残ります。キャッチーな曲調でも響き方が違う。


iri -「Sparkle」(Music Video)




9.José James:「No Beginning No End 2」2020.02 release

現代ジャズ・シーンの最先端を行くヴォーカリスト「José James(ホセ・ジェイムズ)」の、自身のレーベル「レインボー・ブロンド」からリリースされたアルバム。
リラックスした雰囲気で奏でられるファンキーなグルーヴ。


José James - Baby Don't Cry feat. J. Hoard (Official Audio)




10.Tom Misch & Yussef Dayes:「What Kinda Music」2020.04 release

フジロックでの来日も控えているトム・ミッシュ。ユセフ・デイズと組んで先行リリースされていた音源は先月のメモでも残していましたが、満を持してのアルバムリリースです。
新世代ギターヒーローの呼び声も高いトム・ミッシュですが、ギターもさることながらソングライティングやサウンドプロデュースと素晴らしい才能を発揮していますね。


Tom Misch & Yussef Dayes - Nightrider (feat. Freddie Gibbs)




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