THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2023年7月の備忘録

8月ですね。

私の地元(新潟)はここのところ日照り続きで、それに加えて連日の暑さ。辛いです。
夏の盛り、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、2023年7月のメモです。
気になった音源は以下の通りです。
相変わらずの周回遅れです。



1.Shin Sakiura:「Inner Division」2023.6 release


ギタリストでプロデューサーのShin Sakiuraによる3年振りの4thアルバム。
HIP HOPやR&Bを経由した心地良くファンキーなダンスビート。夏だね。
前作よりも踊れる感じがするかな?


Shin Sakiura / bud (Official Music Video)


Shin Sakiura / Blue Bird feat. Maika Loubté (from Home Studio)





2.John Carroll Kirby:「Blowout」2023.6 release


LAの鍵盤奏者「John Carroll Kirby」の新作。
前作から変わらずの80年代初頭辺りを彷彿とさせる、トロピカルテイスト溢れるユルめのフュージョンサウンド。夏だね。

今年のフジロックに出演していましたが、日程が合わず観れませんでした。残念。


John Carroll Kirby - Oropendola (Official Visualizer)


John Carroll Kirby - Sun Go Down (Official Music Video)





3.The Japanese House:「In The End It Always Does」2023.6 release


ロンドンのシンガーソングライターAmber Bainによるプロジェクト「The Japanese House」の4年振りとなる2ndアルバム。The 1975のメンバーが共同プロデュースなどで参加している。
久しぶりにこの人の歌声を聴きましたが、本当に繊細で優しい声だな。それを包み込むトラックも心地良く、丁寧に作り込んでいるな、という印象。


The Japanese House - In the End it Always Does (Official Live Film)


The Japanese House - Boyhood (Official Video)





4.jizue:「biotop」2023.7 release

京都のインストゥルメンタル・バンド「jizue」の9作目のアルバム。
サポートに井上司(fox capture plan)(Dr)や宇野嘉紘(Tp)などが参加している。
ポスト・ロックプログレとジャズが融合したそのサウンドは、一聴してjizueと分る。


jizue 「A moving scenery」 Official Music Video





5.Kaidi Tatham:「The Only Way」2023.6 release


星野源ファンにも「喜劇 (feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham)」でお馴染みですね。ウェスト・ロンドンのクロスオーバー番長「Kaidi Tatham」の最新作。
この人も結構コンスタントに音源をリリースしていますが、ジャズ・フュージョン~ハウス~ヒップホップ~ソウル~ラテン~ファンクと、文字通り音楽をクロスオーバーして聴かせる「奥行き」というか「許容量」の半端なさを感じますね。


Kaidi Tatham - The Most Wanted Puffin (Lukey Dukey) [Audio]





6.諭吉佳作/men:「・archive:EIEN19」2023.7 release


若き異才「諭吉佳作/men」の10代ラストとなるEP。
この人にしか出せない不思議な世界観を更新しながら拡大している。
この先どんな20代になって行くのだろう。


諭吉佳作/men「Youth」 MV





7.浦上想起:「角を探す人(Single)」2023.7 release


暫く振りに浦上想起の楽曲を聴きましたが、改めてその才能の素晴らしさに触れて、心が躍る。


角を探す人 (𝑨𝒖𝒅𝒊𝒐 & 𝑳𝒚𝒓𝒊𝒄𝒔) // 浦上想起






8.Takumadrops:「春の雨に流れる(Single)」2023.4 release
9.Takumadrops:「BETTY(Single)」2023.6 release


NHKの「サブスク堂」で豊豊(松重豊)さんが推していた札幌出身のシンガーソングライター/ジャズピアニスト「Takumadrops」。私も同時期にSpotifyにお勧めされて気に入って聴いていました。本当にサブスクには新たなアーティストに出逢う機会を与えてもらっていて、感謝しています。
Takumadropsですが、声質や音の雰囲気の印象から「ザラついた大橋トリオ」というワードが頭に浮かんで、私の中で確立されつつあります。(ちなみに大橋トリオとの共演経験も既にあるようですw)
もっと楽曲が聴きたくなるアーティストです。これからが楽しみです。


Takumadrops - 春の雨に流れる (Official Music Video)


Takumadrops - BETTY w/ 爽 (Live Clip)







10.フィロソフィーのダンス:「熱風は流転する (WONK Remix)(Single)」2023.7 release
11.フィロソフィーのダンス:「上海ハニー(Single)」2023.7 release


9月発売予定のEPから先行配信されています。
WONK版の「熱風は流転する」は、ビートを半分で取ってスローで引き摺る感じの渋いリミックス。途中で破綻しそうになりながらもグイグイと引っ張って行く力強さ。
フィロのスカバーによるORANGE RANGEの「上海ハニー」。原曲には何の思い入れも無いので、そのままフィロのスの新曲として聴いています。お馴染みのソリッドファンクな仕上がり。MV、楽しそうで良きかな。


「上海ハニー/ORANGE RANGE」coverd by フィロソフィーのダンス Image Video in Okinawa







観覧記録 FUJI ROCK FESTIVAL'23 苗場スキー場 2023.07.29


10年ぶりにフジロックに行ってきました。通算6回目かな。苗場開催が始まった頃は毎年の様に行っていたのですが、来場者が多くなるにつれて宿の手配が難しくなり、遠退いてしまったのです。(カミさんが屋根と布団と風呂が無いとダメ=キャンプサイトで野営出来ないので、難易度が高くなった)
なので、今回も前回(10年前)と同様に、1日だけ(7.29)の日帰り参戦でした。


以下、観たライブ。

・GEZAN with Million Wish Collective
 GEZANにはあまり興味がなかったのですが、Million Wish Collectiveとのコラボレーションは祝祭感に溢れて素晴らしかったです。


・羊文学
 大好きなバンドで、漸くライブが観れました。シンプルで繊細で、それでいて力強いスリーピースバンドの良さが出ていました。陽が傾いた時間帯で、グリーンステージで時折吹いた風の心地良さも含めて記憶に残りますね。一緒に観たウチの中2倅も凄く印象に残ったとの事でした。


・TESTSET
 終盤の数曲しか聴けなかったのですが、正にロックバンドって感じのフィジカルな強さが感じられて良かったです。今まで音源をちゃんと聴いていなかったので、この後聴きますw


・Vaundy
 ホワイトステージ超満員で人気者ですね。パフォーマンスも良かったです。


・LOUIS COLE
 一番の推しのライブはこの上なく最高でした。リハのサウンドチェックの段階で会場は大盛り上がり。ルイス・コールって超絶技巧なドラミングに加え、何でもこなす変態マルチプレーヤーではあるけど、苗場の夜に響き渡る美しく静かなバラードが本当に感動的だったし、ブラスアンサンブルの楽しさや各プレーヤーのソロをフィーチャーしたアレンジなど、作編曲家として素晴らしい才能の持ち主であることを改めて感じました。自作のVJ素材をコーラスのジェネヴィーヴ・アルターディちゃんと手分けして手動で操作するあたりのアナログさも含めて、素敵なステージでした。