11月も終わりましたね。あっという間に年の瀬です。
今年も時間が過ぎるのが早かったなあ。
では、11月のメモです。
今月気になった音源は以下の通りです。
今月も相変わらず、周回遅れ多めです。
1.Lone:「Always Inside Your Head」2021.10 release
ノッティンガム出身のミュージシャン/ DJ /プロデューサーのMatt Cutlerこと『LONE』の5年ぶりとなる8枚目のアルバム。
今作はコクトー・ツインズやマイ・ブラッディ・バレンタインなどから影響を受けた楽曲群との事。
心地好く、音の奥行きと拡がりを感じる、甘くて切ないサウンド。アナログ盤発注しました。
Lone - Hidden By Horizons feat. Morgane Diet (Official Video)
2.折坂悠太:「心理」2021.10 release
折坂悠太の3年ぶりとなる新作アルバム。相変わらず唯一無二の圧倒的な存在感です。
この人はどこかの時代からやって来た『時間旅行者』のようだ。
折坂悠太 - 心 (Official Live Video)
3.Maika Loubté:「Lucid Dreaming」2021.10 release
Maika Loubtéの2年3カ月ぶりとなるニュー・アルバム。
透明感のあるエレクトロニカと美しい歌声。
Maika Loubté - Zenbu Dreaming (Official Music Video)
4.RÜFÜS DU SOL:「Surrender」2021.10 release
オーストラリア出身オルタナティブ・ダンス・ポップバンド「RüfüsDuSol」の4枚目のスタジオアルバム。
この人達は、Perfumeが出演した「Coachella 2019」の配信でライブを観て気に入り、音源を追っています。
暗めで私好みのプログレッシブ・ハウス。
RÜFÜS DU SOL - Surrender [Official Video]
5.新しい学校のリーダーズ:「SNACKTIME」2021.11 release
リーダーズ、久しぶりに聴いた。
うん、これでいい。
いいぞ、頑張れ!
ATARASHII GAKKO! - Free Your Mind (Official Music Video)
6.Silk Sonic(ブルーノ・マーズ, アンダーソン・パーク):「An Evening With Silk Sonic」2021.11 release
ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるデュオ『Silk Sonic(シルク・ソニック)』による、何ともご機嫌なアルバムが完成。
これまでの黒人音楽の美味しいところを凝縮した様な、ゴージャスで濃ゆい音源集。
ブーツィー・コリンズとサンダーキャットの新旧ファンキーベース共演もあり。
(実際にベースを弾いているのかどうかは、分からないw)
Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic - Skate [Official Music Video]
7.Snowk:「Powder」2021.1 release
新潟・北海道を拠点に活動するDJ/プロデューサーの2人「Yutaka Takanami」と「Fuminori Kagajo」によるプロジェクト『Snowk』の、今年1月にリリースされたアルバム。クールでお洒落なサウンド。
粉雪を踏みしめて。
Snowk & J.Lamotta Suzume - Under the Moon
Snowk - Matsuzaki
8.Athletic Progression:「cloud high in dreams, but heavy in the air」2021.6 release
デンマーク在住のJonas Cook(key)、Justo Gambula(ba)、Jonathan Jull Ludvigsen(dr)の3人によるジャズ/ヒップホップ・トリオ『Athletic Progression』の3作目のアルバム。
Spotifyにお勧めされましたが、彼等、とても良いバンドです。特にドラムの変態的リズムにハマりました。
アナログ盤購入案件でした。
OSAKA
9.V.A.:「What a Wonderful World with Original Love?」2021.9 release
様々なアーティストによる、オリジナル・ラブへの『愛』に溢れるカバーアルバム。
田島貴男とOvallによる「接吻」の再録も素敵。
Original Love & Ovall - 接吻
10.Neighbors Complain:「Made in Street 2 (Live Covers)」2021.11 release
大阪在住の4人組R&Bバンド「Neighbors Complain」によるカバーセッションアルバム。
私がギターを始めた10代の頃、70年代後半にはNHK FMで色んなアーティストのスタジオライブが放送されていて、それを録音したカセットを再生しながらギターのバッキングやソロの練習をしていました。そのままコピーするのではなく、セッションに参加する感じでね。このカバーアルバムを聴いていたら、そんな10代の頃を思い出しましたね。
思わずセッションに参加したくなるようなスタジオライブ。Man In The Mirrorが特に良かったです。
Man In The Mirror (Cover)
11.Sam Wilkes:「One Theme & Subsequent Improvisation」2021.10 release
Sam Wilkes(サム・ウィルクス)の2ndフルアルバム。
この人はルイス・コールとの様々な仕事ぶりの中で、「顔でベースを弾く人」という認識が私の中で出来上がってしまっていますが、ルイス・コールと組むとノリノリでタイトなベースラインを繰り出す兄ちゃんが、ソロでは非常にアーティスティックでエクスペリメントなジャズを演るので、ある種のギャップ萌えになっています。
さて、今作もそんな彼の音楽的な才能が迸っているアルバムなのですが、おなじみNHKの「おげんさんといっしょ」で、『豊豊さん』こと松重豊さんのコーナーで番組放送中には取り上げられなかったものの、一番目立つ場所に本作アルバムジャケットが置かれていたので、『オルタナ物件が全国民が注目する公共の電波に乗った瞬間』でもあり、私の中では痛快案件でありました。
One Theme
12.フィロソフィーのダンス:「サンフラワー」2021.11 release
最新シングルからタイトル曲の先行配信でした。
この曲は本当に良く出来ている、と思いました。と言うのも、王道のフィリー・ソウルなのに、コーラスワークやサビのメロディーラインとヴォイシングがどこかハワイアンを感じさせるのですよ。実に素晴らしいです!
今回の歌詞は、関ジャムでもおなじみのいしわたり淳治によるもので、「ダイバーシティ」「ファンダメンタル」「メタ」「ロゴス/エトス/パトス」と、経済用語や哲学ワードが散りばめられたインテリジェント溢れる内容なのがフィロソフィーで好し。
フィロソフィーのダンス「サンフラワー」MV