THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2019年6月の備忘録 その1

早いなあ。今年も、もう6月が終わる。
でも、先は長い、深い、言葉にならないくらい。

今月も、お初と周回遅れと、いろいろ聴きました。


■今月の音源

1.Rhye:「Spirit(EP)」

哀愁と耽美。ピアノの音色と美しい歌声。
Spotifyにおススメされたカナダ・トロント出身のシンガー『マイケル・ミロシュ』によるR&B・ソウルユニット『Rhye (ライ)』の新作EPです。初めて聴きましたが、この歌声、男性の声ですよ。
ジャケットのアートワークが素敵です。
今月、来日していたのですね。

RHYE - Needed (Official Music Video)



2.Joel Ross:「Kingmaker」

これもSpotifyにおススメされて初めて出逢った、アメリカの若手ヴィブラフォン奏者『ジョエル・ロス』のデビュー・アルバム。名門ブルーノートからのリリース。
繊細でいてエネルギッシュな音色が奏でる心地よい4ビート。

Joel Ross - Yana



3.THE NATIONAL:「I Am Easy To Find」

インディーバンドでありながらチャートを席巻しグラミーも獲るバンド「ザ・ナショナル」。
私のところに20周遅れくらいでようやく届きましたよ。
今作は通算8作目のアルバムだそうですが、全般的に曇天の下で色の無い世界をぼんやりと眺めている様な感じですね。ええ、好みです。
ところで、我が家はナショナル製品が多いです。ええ、パナソニックではありません。

"I Am Easy To Find" - A Film by Mike Mills / An Album by The National



4.Tycho:「Epoch (Deluxe Version) 」

このバンドも周回遅れでようやく辿り着きました。
このアルバムは2016年にリリースされたものですが、リミックスを収録して「デラックス版」として再リリースされたもののようです。
堪らないポストロック+エレクトロニカな味付けで大好物な音。基本テクノ。
7月にNinja Tuneからニューアルバムが出るとの事。楽しみです。

Tycho - Epoch

Tycho - Epoch (Luttrell Remix)



5.椎名林檎:「三毒史」

言葉になりません。
不惑を迎えた椎名林檎の、デビュー20周年を飾るにふさわしい重厚なアルバムでした。
ところで、この機会に久しぶりにデビュー版『無罪モラトリアム』を聴いたのですが、『20歳の椎名林檎』として完璧なキャラクターを確立していた事を改めて認識し、驚愕しております。
正直言うと、椎名林檎の楽曲は『こちらの体調が良いときに正座して聴かないとな』ってくらいに身構えてしまうので、あんまり聴いていなかったのですが、改めて過去楽曲と対峙し、『やっぱりこの人は日本の宝だな』と感じております。

椎名林檎 - 鶏と蛇と豚

椎名林檎トータス松本 - 目抜き通り



6.House of Waters:「Rising」

Max ZTが奏でる打弦楽器「ダルシマー」をメインに据えたトリオ『House of Waters』。
ダルシマーという楽器は始めて知りました。ワールド・ミュージック+ポストロックなジャズですが、日本に置き換えると「箏」でプログレッシヴでモダンな音楽をやっているイメージですかね。

House Of Waters "Rising" EPK 2019 (Official)

Shape Of My Heart



7.Tempalay:「21世紀より愛をこめて」

Tempalayのニューアルバムです。
フニャフニャした不思議な空気感。

Tempalay "のめりこめ、震えろ。" (Official Music Video)



8.Tomomi Ukumori:「The Colors(EP)」

お久しぶりです。
自身の名義では「Duality / Humble & Radiant」以来になるTomomi Ukumoriの新曲です。
ニュージャックスイングっぽくもある懐かしいビートが逆に新鮮。

Tomomi Ukumori - The Colors



9.Monaca yellow city:「LOOKBOOK」

Spotifyにおススメされて初めて出逢った、名古屋を拠点に活動する3人組バンド「Monaca yellow city」。
ファンキーなギターのバッキングが非常に好みです。他の曲も聴いてみたいですね。
ところで、何故、最中?

Monaca yellow city - Black hole



10.ペンギンラッシュ:「七情舞」「No Size」

前出のMonaca yellow cityに続いて名古屋のバンドですが、こちらは男女混合。
ジャズやファンクを基調としながらも、今風なお洒落感とは違う『何か』を表現するバンド。
ちょっとクセのある女性ボーカルと、バンドの湿った感じの尖っていないグルーヴがグッと来ます。
なによりリズム隊がしっかりしているので、安心して聴いていられる。
これからもっともっと黒く、陰と陽のコントラストを際立たせて行くと、凄いバンドになりそうで楽しみです。これから注目したい。
ライブを観てみたいな。

ペンギンラッシュ - 悪の花 (Official Music Video)

ペンギンラッシュ - アンリベール (Official Music Video)

ペンギンラッシュ - RET (Official Music Video)


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