8月も終わりました。
日の入りが早くなったり、セミの鳴き声の種類が変わったり、夏の終わりを感じますね。
では、8月のメモです。
気になった音源は以下の通りです。
今月も相変わらず周回遅れ多めです。
１．Prince：「Welcome 2 America」2021.7 release
2010年にレコーディングされたもののお蔵入りとなっていた音源によるアルバム『Welcome 2 America』。
プリンス本人は2010年に「世の中は偽情報に溢れかえっている。ジョージ・オーウェルが警告していた未来そのものだ。僕たちはこのようなチャレンジングな時代を信念曲げずに生きなければならない」と語っていたが、収録曲はまさにその「10年代の世相」を反映したものになっている？
ジョン・ブラックウェル、クリス・コールマン、タル・ウィルケンフェルドなどがレコーディングに参加。
セクシーでエレガントで王子様の風格が漂うファンク。つくづく人類は惜しい人を失ったと思う。
Prince - Welcome 2 America
２．John Carroll Kirby：「Septet」2021.6 release
LA出身のピアニスト／プロデューサーの『ジョン・キャロル・カービー』の新作。
「ニューエイジ・ジャズ」と評される彼の音楽だが、今作はアンビエントでチルなジャズ・ファンクの趣。
まったりと過ごす休日の午後に。
John Carroll Kirby - Rainmaker
３．THE ALEXX：「God Bless You」2021.8 release
既にベテランの風格が漂う、tonton (Vocal)、筒井朋哉 (Guitar)、杉浦英治 (Programing)による3人組ロックバンド。というか、『sugiurumn（杉浦）が、Electric Glass Balloon時代の盟友である筒井と、日本のプログレ系ハウス・ディーヴァTOMOMI UKUMORI（tonton）の3人で組んだサイケデリック・エレクトリック・ロックバンド』と言えば、私のこのブログの界隈なら分るかな？
TOMOMIさん最近活動してないなあと思ったら、tonton名義でこんなところに居たなんて！ 迂闊だった、私。
THE ALEXX -The Buzzer-
４．Nate Mercereau：「Duets」2021.7 release
LAを拠点に活躍するジャズギタリストにしてマルチ・インストゥルメンタリストな音楽プロデューサー、というか鬼才「ネイト・マーセロー」による、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジから発生される「ハミングノイズ」とデュエットした音源。
実にアンビエント。つうか、ゴールデンゲートブリッジの近くに住んでいる人は四六時中こんなノイズを聞かされてるのか、、。
Nate Mercereau - Golden Gate Bridge Duet
５．Elephant Gym：「CRACK OF DAWN（EP)」2021.7 release
台湾というより、最早、アジアを代表するポストロックバンドElephant Gymの最新音源。
大象體操 Elephant Gym 敬啟者 Dear Humans - Bass & Vocal Play Through
６．Leon Bridges：「Gold-Diggers Sound」2021.7 release
テキサス出身のシンガーソングライター「リオン・ブリッジズ」の3年ぶりのアルバム。
プロデューサーにネイト・マーセローとリッキー・リードを迎え、ゲストとしてロバート・グラスパーやテラス・マーティンも参加した新世代ジャズ色もありながら、オーソドックスでオーガニックな味わいのある洗練されたR&B。
Leon Bridges - Motorbike (Official Video)
７．Yonige：「三千世界」2021.8 release
Yonigeの新作ミニアルバムはタイトルから分かるように仏教世界で、つまりは『彼岸』なのか。
フィジカルCDは3000枚限定だそうです。
『恒河沙数諸仏 各於其国 出広長舌相 徧覆三千大千世界 説誠実言』
音の感じが前作に比べて洗練されてきた感がある。
８．Ginger Root：「City Slicker（EP)」2021.8 release
昨年来リリースを追っている『姜根』というかGinger Root。
私的評価としては、今のところの今年のベストポップアルバム。
この人の好い所は、往年のシティポップマナーに則りながらも「お洒落」サイドに振りきらず、敢えてあか抜けない部分を残してイイ感じに『ダサ可愛』さを醸し出しているあたりかね。
とにかく最高ですわｗ
Ginger Root - "Loretta" (Official Music Video)
９．奥津マリリ：「花をください」2021.8 release
１０：十束おとは：「捕まえて So To Heart」2021.8 release
奥津さんと十束さんのソロ曲がリリースされました。
奥津さんの「花をください」は澤部渡プロデュースによる正にスカートな楽曲。素直な歌い方に徹している奥津さんが可愛い。
十束さんの「捕まえて So To Heart」は清竜人による書下ろし楽曲で、十束さんの魅力を凝縮したような仕上がり。十束さん、歌上手くなったよな。
１１．フィロソフィーのダンス：「ダブル・スタンダード (Deluxe Edition) 」2021.8 release
ダブル・スタンダードのパッケージがリリース。
既に配信されていた表題曲の他、Dance with Me TOUR 2021 at Zepp Hanedaで披露された「ウェイク・アップ・ダンス」や、かつてのヤマモト・宮野コンビ期へのオマージュとも言えるような「サマー・イズ・オーバー」、そして十束さん推しには耳福な「テレフォニズム (Night Tempo Melting Groove Mix)」と、盛沢山な内容でした。
フィロソフィーのダンス「ダブル・スタンダード」Dance with Me TOUR 2021 at Zepp Haneda(TOKYO)（2021.07.04）
Telephonism (Night Tempo Melting Groove Mix) / Philosophy no Dance
