THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2021年3月の備忘録

春ですね。新しい年度が始まります。


さて、3月のメモです。
気になった音源は以下の通りです。
相変わらずの周回遅れです。



1.Kinga Głyk:「Feelings」2019.11 release

Kinga Głyk(キンガ・グゥイク)はポーランド出身の若い女性ベーシスト。遅ればせながら、最近知りました。
1997年生まれとまだ若いのですが、18歳でアルバムデビューを飾り、本作ですでに4枚目? オーソドックスなジャズ・フュージョンから、Vulfpeck風なミニマルファンクまで、タイトでテクニカルなベースを弾きます。つうか、グレコのSGベース?
しかし、ベース女子界隈ですが、キンガ・グゥイクの他にもモイーニ・デイなど、タル・ウィルケンフェルドが脚光を浴びた00年代後半以降、人材豊富で喜ばしい限りですね。


Kinga Głyk - Joy Joy




2.unagi(須長和広):「Perpetual 」2021.2 release

須長和広のソロプロジェクト『unagi』の新作アルバム。
TwitterのTLで『元クオシモードの須長和広』という文章を見つけ、「クオシモードか。懐かしいな」とチェックしてみました。
アンビエントでエクスペリメンタルなジャズ。優しい音色。


Kazuhiro Sunaga (unagi) / Marbling [MV]




3.東京スカパラダイスオーケストラ:「SKA=ALMIGHTY」2021.3 release

スカパラと長谷川白紙がコラボするってだけで『事件』だわ。
あらためて感じるスカパラの許容応力の高さと長谷川白紙の非凡さ。


「会いたいね。゚(゚´ω`゚)゚。 feat.長谷川白紙」Music Video / TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA




4.大橋トリオ:「NEW WORLD」2021.3 release

安定の『休日のお供』的サウンド大橋トリオの新作。
上白石萌音の歌声がマリアージュなリード曲が秀逸。


大橋トリオ / ミルクとシュガー duet with 上白石萌音 (Music Video)




5.Spangle Call Lilli Line:「Remember」2021.3 release

昨年からリリースラッシュが続いている感じのSpangle Call Lilli Line。このバンドも活動歴20年以上なのですね。
独自の世界観というか音の質感はそのまま。大坪加奈の歌声も相変わらず素敵だ。




6.Photay:「On Hold」2021.3 release

Spotifyにお勧めされた、NYの気鋭プロデューサーEvan Shornsteinによるプロジェクト『 Photay』が、電話の保留音で制作した作品集?
アンビエントサウンドが非常に心地好いです。


Photay - Roaming (Official Video)




7.Roosevelt:「Polydans」2021.2 release

ドイツ・ケルンを拠点に活動するプロデューサーでシンガーソングライターのMarius Lauberによるプロジェクト『Roosevelt』。以前からSpotifyに盛んにお勧めされたいたのですが、ニューアルバムがリリースされたので聴いてみました。
キラキラ眩しい、80年代風青春ディスコ。好きかな。


Roosevelt - Sign (Official Video)



8.Orions Belte:「Mouth」2021.3 release

ノルウェーオスロを拠点に活動するインストゥルメンタルバンド『Orions Belte』の新作EP。相変わらず緩い感じのサウンド
4月にアルバムが出るのか?

Orions Belte - «Lotus» (live at Mulakamben, Norway)




9.Malika Tirolien:「HIGHER」2021.2 release

こちらもSpotifyにお勧めされたマリカ・ティロリエン。カリブ海に浮かぶフランスの海外県『グアドループ』出身のシンガーで、スナーキーパピーに愛された歌姫と言うべきか。
ジャジーだけど、どこかオルタナティブプログレッシブなR&B。


Malika Tirolien - CHANGE YOUR LIFE (Official lyric video)


Malika Tirolien - GROW (Live Performance)




10.藤井 風:「旅路」2021.3 release

つまり「僕たちはいつになれど少年です」なわけですね。青春の旅路は続く。

さて、関ジャムでYaffle氏が彼のアレンジ術というか哲学を語っていました。たしか、「バックトラックの音数は、少ない方がボーカルが際立つ」的な話だったと思うのですが、確かに、音数が少ない方が空間の広がりと音の輪郭がはっきりして、良いですよね。Spotifyでお勧めされて、「いいな」ってお気に入りに『チェック』する楽曲のほとんどがYaffleプロデュースだという紛れもない事実が私の中にあるので、余程私の心に刺さるんだと思います。
ただ、これって『先ず歌声が良い。なんならアカペラでも成立するほどボーカルトラック自体に魅力がある。』からなのだと思うのです。


藤井 風(Fujii Kaze) - "旅路(Tabiji)" Official Video