THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2019年のまとめ

2019年をざっくりと振り返ってみました。


Last.fmで確認した2019年リリースのアルバムの、再生回数上位20枚

1.エクセルシオールフィロソフィーのダンス
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2.No Geography:The Chemical Brothers
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3.Father of the Bride:VAMPIRE WEEKEND
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4.TBNH:The Brand New Heavies
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5.Flamagra:Flying Lotus
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6.エアにに:長谷川白紙
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7.THE ANYMAL:Suchmos
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8.若気ガイタル:新しい学校のリーダーズ
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9.三毒史:椎名林檎
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10.Live Sesh and Xtra Songs:Louis Cole
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11.Blank Envelope:Nulbarich
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12.Chon:CHON
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13:Origin:Jordan Rakei
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14:GGKKNRSSSTW
  

GGKKNRSSSTW

GGKKNRSSSTW

  • アーティスト:ペトロールズ
  • 出版社/メーカー: ENNDISC
  • 発売日: 2019/10/23
  • メディア: CD

15:834.194:サカナクション
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16:Outer Peace:Toro Y Moi
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17:波形:Bird
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18:Miss UniverseNilüfer Yanya
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19:Friends:Omar Apollo
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20:Dreams Never End:Spangle call Lilli line
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■2019年に出逢って印象に残ったアーティスト20組

・中村佳穂
・長谷川白紙
・CHON
・パソコン音楽クラブ
・Answer to Remember(石若駿)
・Tendre
・Louis Cole
・VAMPIRE WEEKEND
・Nulbarich
・Wonk
新しい学校のリーダーズ
・竹内アンナ
・ペンギンラッシュ
・シロクロミーアキャット
・Fukai Nana
・TAWINGS
・Jordan Rakei
・J. LAMOTTA すずめ
Nilüfer Yanya
・Tame Impala

いやあ、周回遅れ感が半端ないですね。
Last.fmによれば、2019年にscrobbleしたアーティスト数は1,890との事ですが、おそらくそのほとんどがSpotifyがおすすめしてくれた初聴きのアーティスト達と思われます。
2018年は殆ど音源探索を行っておらず、新たに出逢ったのは「フィロソフィーのダンス」と「tricot」だけでしたが、2019年にサブスクに移行してからは新たなアーティストや初聴き音源との出逢いがとても楽しみで、毎週の様に新たな発見がありました。
フィジカルな媒体の購入はCDとアナログ盤を合わせても10枚足らずでしたが、その代わりにライブに行く回数が増えました。
とは言えフィロのス以外のライブには行っていないので、2020年は色んなアーティストのライブを観てみたいですね。まあ、遠征するのはフィロのスとPerfumeくらいになるとは思いますが、、。


■2019年リリースで特に印象に残った楽曲を10曲

・シスター:フィロソフィーのダンス

フィロのスは、2018年暮れの「ヒューリスティック・シティ」がターニングポイントだったのかな。あの曲を歌いこなすことで、4人それぞれの表現者としての幅が広がり、歌唱スキルが格段にアップして行き、その1年間の成長の証が「シスター」として結実したのではないでしょうか。
そして、こんな曲を作りやがる宮野弦士の野郎! 何という才能。ドラムの元ネタがJeff Beckの「Come Dancing」だとか、この曲の制作詳細は作家自ら解説してくれてます。色々と興味深いので、是非こちらも。
http://gentomiyano.hatenablog.com/entry/2019/12/31/233000



・あなただけ:長谷川白紙

紛れもなく新世代ジャズだよね。2019年の初めに2018年リリースの「草木萌動」で衝撃を受けて以来、この人の動向を追っていました。変拍子と従来のポップスの文法に納まらないメロディー、そして随所に散りばめられた不協和音。複雑で緻密でありながら、あくまでもポップ。この人と中村佳穂と石若駿がいる限り、日本の将来は明るいなと思います。
サカナクションからブラッド・メルドーやジェイコブ・コリアーそして現代音楽まで、現役音大生の彼の音楽遍歴と彼を構成する要素が解かるコラムも併せてどうぞ。https://natalie.mu/music/column/360668



・RUN feat. KID FRESINO:Answer to Remember

この先、日本を代表するジャズドラマーになるであろう俊英「石若駿」のソロプロジェクト。この曲はハードな変拍子ジャズの緊張感そのままに、ヒップホップ界の若き天才「KID FRESINO」の畳み掛けるフロウを乗せた、とてもクールなラップに仕上がっています。
石若駿がAnswer to Rememberについて語ったインタビューはこちら。
https://spincoaster.com/interview-answer-to-remember



・忘れられないの:サカナクション

ここのところの70~80年リバイバル。特にシティポップの再評価だよね。かつて90年代初頭に60~70年代のファンクやR&Bなどをレアグルーヴとして発掘したムーブメントがあったじゃないですか。それと同じ感覚なのかな、と思います。RCA ⁄ RVC時代の山下達郎笠井紀美子の「トーキョー・スペシャル」や大貫妙子の「SUNSHOWER」、さらに高橋ユキヒロの「サラヴァ!」などから始まり、その後の80年代に続いて行くあの時代のBGMを今に再現したような感じ、ですね。



・Almond Eyes feat. 鎮座DOPENESS:KIRINJI

KIRINJIの新作は、この先もしばらく再生回数を伸ばすと思いますが、その中でもこの曲は2019年で一番セクシーな曲でしたね。
あらためて堀込高樹の歌の上手さと、鎮座DOPENESSの言葉のセンスを確認できました。
あ、鎮座DOPENESSってボーカリストとしても良い味出してますよね。



・飛び込む:Fukai Nana

昨年、Spotifyがおススメしてくれたシューゲイズバンドで一番印象に残ったのが、Fukai Nanaでした。
このバンド、ドラムのドタバタしないタイトな8ビートがとても好みです。なつきさんですが、女子のリズム隊が居るバンドは良いですよね!
でも、このバンド、イタリア人のボーカルが帰国したのか、活動休止というインフォメーションがあり、この先の動向が気になります。



・reiji no machi:パソコン音楽クラブ

この曲、初めて聴いたとき何となくJazztronikの「七色」を連想したんですよね。女性ボーカルの声質が似ているのか?
というか「アンセム感」かな。



・Petal:CHON

CHONもSpotifyがおススメしてくれたんですが、強烈に印象が残りましたね。tricotとかのマスロックが大好きなので、ドはまりしました。
昨年のフジロックに続き、今年2月から来日ツアーもありますね(行けないけど・泣)。



・F it up:Louis Cole

この曲は凄いなあ。曲の構成の面白さ、特にブラスのアンサンブルが素晴らしいです。Louis Coleって天才だなあ。
一発録り(?)での動画そのものの音源のリリースですが、そのローファイ感も良い味を出していて、とても面白いトラックでした。
あと、ベースの人、宮野弦士なみに顔で楽器を弾く人だね。



・Getaway:The Brand New Heavies

久々のThe Brand New Heaviesの新譜でとても興奮しました。20年ほど前に新潟でライブを観ましたが、その当時は洒落たアシッド・ジャズなイメージでしたが、今作はポップに寄ったソウル・クラシックな趣もあり、特にこの楽曲は「何かのリスペクト?」的な仕掛けもあり、楽しい一曲。




■雑感

2019年は半世紀以上生きてきた中でも、一番音楽を聴いた年になったかな。
2020年はもう少しペースを落として、じっくりと音楽に向き合いたいな、と思います。

今年もよろしくお願い致します。