2019年5月の備忘録　その１ - THE SOUND OF SECRET MINDS

令和元年ですね。

ということで、令和最初の投稿です。

■今月の音源

最近は完全にSpotifyがメインなのですが、今月は、MyLibraryに入れっぱなしで、それっきりになっていた楽曲を聴き直していました。
その結果、相変わらず周回遅れなラインナップとなっています。すいません。

１．Blueprint Blue：「Tourist」

Blueprint Blueの3月にリリースされたデビューアルバム。初めて聴きましたが、ロンドン発の4人組だそうです。サウンドの質感やコーラスなど70年代に迷い込んだようなポップスですね。特にギターのフレーズが完全に70年代です。こういうギターが弾けるようになりたいな。って、この人達かなり若いと思うんだけど、この時代の音楽を相当聴き込んでいるんでしょうね。
ちなみに、バンド名はスティーリー・ダンの「Peg」の歌詞から引用したらしいです。オッサンホイホイですねｗ

Blueprint Blue - Real As These

２．Mark Guiliana：「BEAT MUSIC! BEAT MUSIC! BEAT MUSIC!」

Mark Guilianaの3月にリリースされたニューアルバム。
Jojo Mayer同様、自身の技術とスタイルをしっかりと確立しているドラマーって、エレクトロニカと対峙した時には、やっぱ、闘いたいんだな。
ただ、Jojo Mayerの場合は人間としてグルーヴの限界に挑戦している感じがするけど、Mark Guilianaのこのアルバムは、自身がマシンとなって電子のビートミュージックに闘いを挑んでいるように感じました。ある意味、最初期のYMOの高橋幸宏に通じる、というか脱グルーヴ奏法。「ROAST」がまんまYMOで、そんな印象です。面白かった。
Cid Rimしかり、JAZZドラマーが演る電子音楽は興味深いです。

Mark Guiliana - ROAST (Audio)

３．Chara：「Baby Bump」

Chara姐さんの昨年（2018年）12月リリースのアルバム。
ジャケットの写真が可愛い。ホントに可愛い、おしゃれな大人のダンスミュージック。タイトル曲の「Baby Bump」がイイ感じのハウスで素敵。
ところで「Baby Bump」って「身篭る」って事ですかね。

Chara -『愛のヘブン』MUSIC VIDEO

４．Vampire Weekend：「Father of the Bride」

ヴァンパイア・ウィークエンドの6年振りのアルバム。
このアルバム、楽しいな。こんなにも心のひだに優しく触れてくる音楽は、最近無かったな。
曲の構成から音の選び方まで、本当によく練って作られている極上のポップス。しばらくお世話になりそうです。

Vampire Weekend - This Life (Official Video)

５．Howard Jones：「Transform」

なんと、ハワード・ジョーンズのニューアルバムですよ、奥さん！
Spotifyで久しぶりにこの名前を見て、びっくりしました。まだ活動していたのですね（って失礼なｗ）。
いや、正直言って、ハワード・ジョーンズの曲をまじまじと聴くのは30年ぶりくらいですが、このアルバムはその30年の年月を完全に埋めてくれました。
80年代にタイムスリップしたような。でも目に見える風景はノスタルジックなアナログなフィルム感ではなく、今のデジタルな質感。
この人、ブレていないな。素晴らしい。オリジナリティとはこういう事だろう。

Howard Jones Hero In Your Eyes (official)

６．Curly Giraffe：「a taste of dream」

元GREAT3の高桑圭のソロプロジェクトCurly Giraffe。
ジャケットの写真が、本当にこのアルバムの音の質感を表していて、素敵でした。
『西海岸の乾いた大地を車で走る。途中で立ち寄ったガスステーション。強い日差しを避けて軒先で一息つく。時折そよぐ風。西日が眩しい。目的地まで50マイル。』そんな感じ。

Curly Giraffe "a taste of dream" (Official Music Video)