THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

2019年3月の備忘録 その1

3月は、ダンスミュージック界隈はおろか、芸能界を揺るがす大事件がありましたが、今月のメモです。
3月に聴いたもので良かった音源や気になる音源を貼っておきますが、新発見よりもチェック漏れの方が多かったです。相変わらずでスミマセン。



1.Mansionair :「Shadowboxer」
オーストラリアのオルタナティヴポップバンド『Mansionair』ですが、これもSpotifyでのおすすめ。海外のオルタナ系やインディーズのバンドって、メインストリームの音とは違う空気感がありますよね。それがたまらなく好きで、最近はSpotifyで海外のインディーズをいろいろと試聴しているのですが、とにかく片っ端から聴きまくってます。まあ、知識もないので最初はSpotifyにお勧めされるままなんですが、自分で気に入った音源やアーティストをチェックしておくと、Spotifyがその傾向に合わせておすすめを選曲してくれる。サブスクのおもしろさってそこにありますよね。初めてのアーティストとの出逢いが楽しいです。
このMansionairはネットを漁ってもなかなか情報がないのですが、ダウナーな音の印象ながら緻密かつ繊細でとても美しいエレクトロニカに仕上がっています。ボーカルが凄く良い。

Mansionair - Easier


2.The Japanese House :「Good at Falling」
日本家屋? いや、ロンドンの女性シンガーソングライター”Amber Bain”によるソロ・プロジェクトの名前です。Spotifyにおすすめされました。
とても透明感と清涼感のある音の質感で、私の年代だとジュリア・フォーダムを思い出しますね。心地よいチル感が、これからの季節に良く合うかな。暖かな日和の休日に、人気の少ない公園の桜の下で缶ビールを飲みながら聴きたい。
ちなみに、“The Japanese House”とは、彼女が幼少期に家族と滞在したケイト・ウィンスレット(女優)所有のコテージの名前らしいです。

The Japanese House - Maybe You're the Reason


3.JOJO MAYER & NERVE :「Nerve」
変態的超絶技巧ドラムでお馴染みの鬼才ジョジョ・メイヤー率いるNERVEの、自らの名前を冠したアルバムが2017年に出ていました。チェック漏れです。
以前のフュージョンチックなドラムンから一歩進んで、だいぶエレクトロニカ色が強くなった印象です。

Jojo Mayer Nerve - Live at A38 Ship 2018

(2018年のライブ映像ですが、アルバム収録曲を何曲か演奏しています。)


4. BENNY SINGS :「CITY MELODY」「City Pop」
大変失礼致しました。Spotifyにおすすめされるまで存じ上げておりませんでした。日本のアーティストとのコラボも多い著名な方なのですね。
この雰囲気は、私の世代だとギルバート・オサリバンかなぁ。心が温まると言うか、ホッとする系。
仕事の合間に立ち寄りたくなるカフェ的な。よくわかんないねw
でも、今年リリースの「City Pop」ですが、Spotifyでは権利関係なのか、日本では聴けないトラックが何曲かありますね。ダメじゃん。

Benny Sings - Softly (Official Japan lyric video edition only / 日本限定公開)


5.cero:「POLY LIFE MULTI SOUL」
ceroの昨年に発売されたアルバムですね。ceroはなかなか聴く機会がなくて、今回初めてSpotifyで確認。完全なるチェック漏れです。
心躍る心地良いグルーブ。これは間違いなく野外フェス向きですね。
しかし、カクバリズムって良いアーティストいっぱい抱えてるなあ。

cero / 魚の骨 鳥の羽根【OFFICIAL MUSIC VIDEO】


6.七尾 旅人:「Stray Dogs」
この人もじっくりと聴く機会がなくて、昨年末にリリースされた最新作「Stray Dogs」をSpotifyで確認。チェック漏れです。
やっぱり良い声ですね。大橋トリオ永積タカシとか七尾旅人とか、この声の質感に弱いです。

七尾旅人 / TAVITO NANAO "DAVID BOWIE ON THE MOON" (Music Video Edit)


7.ものんくる :「RELOADING CITY」
この音源は昨年リリースされたものですね。
ものんくる冨田恵一とのコラボで名前は聞いていたし、その音源も聴いていましたが、御本人達はまだチェックしていませんでした。
ジャズ風味なコンテンポラリーなシティポップ。すごく耳馴染みが良い。
あと、複雑な事をいとも簡単にやっている感が良い。特にポルノグラフィティのヒット曲「アポロ」のカバーが秀逸で、完全に自分たちの物にしている。やっぱカバーってこうだよね!

Apollo (Porno Graffitti cover) - mononkuru


8.Spangle call Lilli line :「Dreams Never End」
Negiccoの「江南宵唄」があまりにも好きで、一時期はそればっかりを聴いて、楽曲を手がけたSpangle call Lilli lineも気になっていたのですが、ようやく辿り着きました。相変わらずの周回遅れですみません。透明感のあるクリーントーンギターポップが大好物。ボーカルの大坪加奈の声も好みです。素敵。

Spangle call Lilli line "mio" (Official Music Video)


9.長谷川 白紙 :「草木萌動」
Spotifyに「草木」をおすすめされたのですが、初聴で『何だこれ?』と圧倒されました。これはまさに新世代のジャズですね。難解でありながらポップ。驚愕。
まだ20歳を迎えたばかりの現役音大生との事ですが、凄い才能を発見した感じがします。中村佳穂、折坂悠太、そして長谷川白紙。唯一無二の世界観を持った若い世代の台頭に心が踊ります。よし、しっかりと名前を覚えておこう。この先の活躍が楽しみです。

長谷川白紙 - 草木


10.THE CHARM PARK :「Timeless Imperfections」
この人もSpotifyにおすすめされ、歌声が気になってアルバムをチェックしてみました。
耳なじみがよく肌触りの良いポップス。大橋トリオ系というか、何か心の憑物が落ちていくような音楽。

THE CHARM PARK / Imperfection [Official Music Video]



2019年3月の備忘録 その2 へつづく
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