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THE SOUND OF SECRET MINDS

LSTDのブログです

Fuji Rock Festival 2012

9年ぶりにフジロックに行ってきました。1日目だけの日帰りでしたけどね。
当初はあまり乗り気じゃなかったんですよね。と言うのも、倅を丸一日預かってもらうあても無いし、行くとなれば必然的に子供連れになるしね。人生で一番親の言う事を聞かない「イヤイヤ期」の2歳児を、あの会場に連れて行くのは相当しんどいなーと。
しかし「大丈夫、アタシが何とかする! 27日だけでいい。とりあえず、BEADY EYEの時だけアンタが面倒を看てくれていればそれでいいから!」と、半ば強引に嫁に押し切られましてん。
で、倅のベビーカーをアウトドア対応にするためAirBuggyを購入し、嫁のリュックやスニーカーや雨具も新調し、9年前と何ら変わらないのは俺だけかよとぼやきながら、開催5日前に初日の1日券とアンオフィシャルな駐車券をネットで発注し準備を終えるという慌しさ。
さらに、フジロックのオフィシャルサイトで出演者のラインナップを眺めながら、「The BirthdayにBOOM BOOM SATELLITESにBEADY EYE。なるほどオレの子守り必須じゃねえかよw」という事実に気付くっていうね(笑)
とりあえず、「子供の面倒はオレが看るから、その代わりにヘッドライナーは楽しませてもらうぜ」と約束して苗場へ向かったのでした。

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苗場着は10:00を少し回った頃だったのですが、チケットのリストバンド交換が長蛇の列。炎天下に待たされてようやく入場できたのは11:30でした。まー、倅も愚図るね。でも、子連れ特権でグリーンステージ後方のプライオリティーテントに入ることが出来たので、そこにベースキャンプを設置してのんびりと過ごす事に。


先ずはビールを片手に子守りをしながらTHE BACK HORN。ステージを見ている余裕は殆ど無いので、記憶に残っていない。


続いて、昼食でオアシスエリアに移動したついでに、レッドマーキーでフラワーカンパニーズをチラ見。フラカンは『ついで』ではなくじっくり聴きたいバンドではあるのだが、チラ見。グレート前川が元気そうでなによりだった。


昼食の後はグリーンステージのプライオリティーテントに戻って、OWL CITYをチラ見。


その後は、嫁がThe Birthdayを見たいってんで倅をベビーカーに乗せて父子で散歩。
ボードウォークを歩いて終点のオレンジコートへ。そこからフィールドオブヘブン~ホワイトステージと移動。
THA BLUE HERB、カッコ良かったねー、チラ見だけど。


プライオリティーテントに戻ると倅を嫁に預けて、場外のグッズ売り場で1時間待ちの列に並ぶ。BOOM BOOM SATELLITESは見れない。


そして、Tシャツとパンフレットを購入すると大急ぎで場内に戻って、オアシスエリアにて夕食。
嫁は大急ぎで野菜カレーを流し込むと、ダンナと子供を残してBEADY EYEを観にグリーンステージへ。私は倅に晩御飯を食べさせながらまったりと過ごす。
しかし、倅にとって初めて体験する野外フェスはどんな感じだったのだろうな。炎天下にベビーカーに括り付けられて、大汗を掻いて何度も着替えさせられ、芝生の上を走り回りたいのに「ソッチはダメだよー」と捕まえられ、散々な一日だったのだろうか?
後から嫁に聞いたのだが、BOOM BOOM SATELLITESの演奏時に、プライオリティーテントの中で御機嫌で体を揺らしていたらしい。ま、それだけでも連れてきた甲斐があったな。本人はどう思っているか解らないけど。


さて、BEADY EYEのステージが終って嫁が戻ってくる頃には、倅もぐっすりと眠りに落ちたので、嫁と倅はそのまま駐車場に戻り会場を離脱。


その後はいよいよ私の時間。グリーンステージでTHE STONE ROSESを待機。と言っても、マッドチェスタームーブメントに全くかすりもしなかった私にとって、特に思い入れが有る訳でもない。再結成ライブが今年のフジロック最大の目玉と言われても、私にはただオッサン達の再会でしかないって言うのがねー。なので、とりあえず2曲聴いてつまらなかったら、ホワイトステージのJAMES BLAKEを観に行こうと思っていた。
全くその通りになった。うーん、全然乗れなかったわ。あの時代にリアルタイムで体験していたら感慨も一入だったのかもしれないけど。残念。なのでホワイトステージに移動。


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夜のステージ間移動はデコレーションが綺麗で楽しいよね。


そしてホワイトステージのJAMES BLAKEへ。
フジロックへ行くたびに初見・初聴ながら「ああ、コレはいいものを観たなー」と思うアーティストに出逢います。
99年のCAPTAIN FUNK、00年のBENTLEY RHYTHME ACE、01年のV∞RE!!!!!!DOMS、02年の渋さ知らズオーケストラ、03年のLEMON JELLYMOGWAI。殆ど予備知識もないまま、フラッとステージに立ち寄ったら「うわー、何だコレ!」という驚きを体験する。コレがフェスの醍醐味では無いでしょうか?



JAMES BLAKE、素晴らしかったですね。
Youtubeで「The Wilhelm Scream」を見たことがある程度だったのですが、初聴の曲ばかりでも十分楽しめました。まーとにかく、良い声しているし、礼儀正しいし、何よりイケメンだし(笑)。
この人はその音楽的フォーマットから「ポスト・ダブステップの旗手」みたいな言われ方をされていますが、むしろアンビエント、と言うよりプログレッシブ・ソウル、いや違うな、ゴスペルと言った方が自分にはしっくりと来ました。苗場の山中で、谷間の空気を震わせて夜の闇に包まれた木々を揺らすほどの重低音を響かせながらも、核に在るのは荘厳さを感じさせる程の「静寂」。
バンドのアンサンブルも素晴らしく、特にドラムの人の変態的人力ポリリズムは見事だったし、なによりグルーヴ感溢れる演奏は心地良く体を揺らせてくれました。
うん、もう一度観たいですね。


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最後に、9年ぶりの苗場の感想でも。

・世界で一番綺麗な野外フェスという一面は完璧に保たれていた。思えば苗場初開催の99年はゴミもトイレも酷かったからなー。でも回を重ねる毎に改善されて、01年辺りには既に「奇跡的に綺麗なフェス」になっていたと思う。今年もその伝統はキッチリと守られていた。
まあ、フジロックって基本的に「聞分けの良い大人(または良い子)」しか行かないからね(笑)。

・苗場開催も浅かった頃は、「山の天気をなめんなよ」と言いたくなるような、ヒールサンダルにキャミワンピという無防備な女子が散見されたものですが、もう時代は違いますね。基本的に女子は山ガールしか居ませんでした。それも炎天下にゴム長靴という、準備が良いにも程があるっていうね。

・ドコモが全く使えねー! 9年前はauやソフトバンクに対して「繋がる」というアドバンテージがあった筈なんだが、今回は全然ダメ。何処に居てもアンテナは3本立っているので、基地局を増強していると思われるのだが、完全にキャパを越えている。ツイッターやFBでライブレポートでもしようかなと思っても全く繋がらない。それどころか、直ぐ傍にいる嫁の携帯が「電波が届かない場所に居るか電源が入っていない」って何? さらにメールもショートメールも何回もリトライしてようやく送れるっていう状態。嫁が携帯を忘れてわざわざ途中で引き返してまで持ってきたのに、コレじゃあなー。隣で普通に通話しているiPhoneユーザーが羨ましかったわ。